プロンプトを書く時、形容詞をたくさん並べればよいと思いがちです。FLUX.2では、自然な言葉で内容を説明し、大事な情報を前に置き、必要な部分だけ細かくする方が扱いやすくなります。
まず四つの要素で骨格を作る
主体、動作、スタイル、場面の順で考えます。主体は画面の中心になる人や物、動作は何をしているか、スタイルは表現方法や美的方向、場面は環境、光、時間、雰囲気です。
語順も大切です。中心となる主体、重要な動作、主なスタイル、必要な場面、補足情報の順にすると、優先したい内容が伝わりやすくなります。

長ければよいわけではない
10〜30語はアイデアやスタイルの確認、30〜80語は多くの制作に使いやすく、80語を超える長さは複雑な場面や細かい仕様に向きます。最初は中くらいの長さで試し、方向が決まってからカメラ、素材、色、環境を足します。
場面に合わせて書き分ける
写実的な画面
「プロの写真」だけでは幅が広すぎます。年代や撮影感を出したいなら、カメラ、レンズ、フィルム、撮影方法を指定します。例として Shot on Fujifilm X-T5, 35mm f/1.4 や early digital camera, slight noise, flash photography, candid のように書けます。
画像内の文字
生成したい文言を英語の引用符で囲み、位置、書体、サイズを説明します。例は The text 'OPEN' appears in red neon letters above the door です。ブランド文字には the logo text 'ACME' in color #FF5733 のようにHEX値を指定できます。
色とインフォグラフィック
HEX値は具体的な物に結び付けます。a vintage illustration of an apple in color #0047AB の方が、単に「青を使う」と書くより明確です。グラデーションは始点、終点、方向を指定します。インフォグラフィックでは、種類、タイトル、区切り数、データ、アイコン、配色、全体のスタイルを伝えます。要素が多い時はJSONで主体、色、位置、スタイル、光を分けて書けます。
多言語と連続した画面
地域文化が関わる場面では、その地域の言語でプロンプトを書くと、建物や街の雰囲気が自然になりやすいです。漫画の絵コンテや連続した作品は一コマずつ生成し、人物の年齢、肌の色、髪型、顔立ち、服装、特徴的な要素を毎回繰り返します。

必要な時だけ高度な方法を使う
JSONは多くの要素を含む場面、バッチ生成、細かな制御に向いています。参考画像を組み合わせる時は、画像ごとの役割を説明します。主体は画像1、スタイルは画像2、背景は画像3という具合です。すばやく案を増やすなら prompt_upsampling を有効にし、元の意図を保ったまま細部を補わせます。
用途に合う画角とパラメータを選ぶ
用途に合わせて比率を選び、幅と高さは16の倍数にします。1:1はSNSと商品画像、16:9は風景と映画的な画面、9:16はモバイル向けと人物、4:3は雑誌とプレゼン、21:9はパノラマ向きです。解像度は64×64から4MPまでで、日常の制作では2MP以内にすると扱いやすくなります。
同じ結果を再現したい時は seed: 42 を指定します。Flex版では guidance: 4.5 と steps: 50 を設定できます。guidanceは1.5〜10、stepsは最大50が目安ですが、速度とのバランスを見て調整してください。

避けたい三つの書き方
- FLUX.2ではネガティブプロンプトを使わず、欲しい結果を肯定文で書きます。
- 画面をくっきりさせたい時は
sharp focus throughoutと書き、no blurだけに頼りません。 - 人のいない場面には
empty sceneと書き、no peopleとは書きません。
よいプロンプトは難しい言葉で飾る必要がありません。画面に何があり、どう配置され、どんな印象にしたいかが伝われば十分です。まず簡単な構造で試し、必要な時だけ制御項目を足していきましょう。商用画像をまとめて作るなら、AI画像生成サービスの進め方も参考になります。